まだまだ暑い日が続きますが、実はもう9月下旬。秋です。
ここまで来ると、国公立小学校の受験は着々と近づいてきています。
では、この秋何をすれば良いのか?秋の過ごし方について具体的にお伝えしていきます。
過去問にチャレンジ
残り数ヶ月となりました。ペーパー問題のやるべきことはもうほとんどやってき尽くした感があるかと思います。今から新しいことを覚えることはなくなってくるでしょうから、これから先は志望校の過去問をどんどんチャレンジし確実に出来るようになりましょう。そこでポイントとなるのは、ケアレスミスを減らしていくということです。ペーパー問題というのは、子供たちの能力を見るものであると同時に受験で落とすためのものでもあります。ここでの差は明確に数値化されるので、受験生を比較しやすいのです。
行動観察・面接対策
こどもマナースクール PITの専門分野はこちらとなりますが、一般的には行動観察・面接のどちらにも非常に大切な要素として以下のようなことを重要と考えています。
・基本の挨拶をしっかりできる
・良い返事ができる
・一定の知識やマナーが備わっている
・手先の動き・生活習慣がしっかり身についている
・待つことができる
・「聞く力」があり、「良い姿勢」が保てる
・協調性・コミュニケーション能力がある
ポイントは「集団行動が出来るか?」と「集団の中で自己を表現出来るか?」です。
悪ふざけについ乗っかってしまったりすれば、それはアウト。
先生の指示をしっかりと聞いていなくて出来なくても、アウト。
独りよがりでも、アウト。
行動観察の中には色んな罠が潜んでいます。その罠にはまらぬように気をつけながら、集中力・忍耐力・協調性・自己表現力などを発揮することが求められるのです。
また、面接時に流暢に答えられるのはもちろん素晴らしいことですが、仮に答えに詰まるようなことがあったとしても最後まで無言になってしまうのではなく、考えた後で「分かりません」としっかり答えられるかどうか。想定していなかった事態が起きた場合、その試練を乗り越える想像力があるかどうか。こういった柔軟性もプラスであると尚良いでしょう。
では、実際どんな準備をしていけばこのような能力を鍛えることが出来るのでしょうか?
先ず当然のことながら、塾で行われるトレーニングはしっかりと受けて下さい。その上で大事なのは、日常生活の中の些細な一コマを流さず、軽視せず、親が子どもに対してしっかりと向き合って過ごすということです。
悪ふざけした時に怒鳴り散らして怒ってはいませんか?そのやり方には即効性はありますが、何度もされると慣れてしまい次第に効力がなくなって言うことを聞かなくなります。そうなると親はますます「言うこと聞きなさい!」と大きな声を出すことに・・・。悪循環ですよね。怒りに任せて叱るのではなく、共感と傾聴を大事にしながら「✕✕だからしてはダメ」ではなく、「○○すれば良いんじゃない?」という話の持って行き方をしてあげて下さい。
親から子どもへの頼みごとの1つ1つについてさらっと伝えるだけ伝え、やってもやらなくても致命的ではないからといって頼んだ結果をきちんと拾わない、なんてことしていませんか?そんなことを繰り返していると、頼まれた子どもは「やってもやらなくても別に問題ないんだ」となってしまい、指示命令に対して軽んじたり聞き流したりすることが習慣化されてしまいます。「お皿片付けてくれた?」「洗濯物畳んでくれてありがとう」のように、家庭や結果にちゃんと反応してあげて下さい。
日々の生活の中で鍛えられた能力は、本物です。
本物は、受験当日ボロが出ません。
今なら体に染みつくまでのかけられる時間がまだ充分にあります。
お家で出来る準備にも力を入れていきましょう。
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